4-13

 轟音と共に最後のロケットが打ち上げられた。ぐんぐん上昇してゆくロケット。
 が、グラリと機体が揺らいだかと思うと、徐々に軌道がそれ始めた。
 「ぶつかるぞ!」
 誰かが叫ぶ。
 「あのままだと、あの扉の枠に激突する」
 ハイデリヒも呻く。
 ドガン!! 激突音と爆発音が同時に響いた。機体は爆発し木っ端微塵に吹き飛んでしまった。破片が地下工場にも振ってくる。
 破片から皆が逃げ惑う。破片の落下が収まると、再び皆は門を見上げた。門の外枠の一部が破壊され崩れ始めていた。崩れる、というより消え始めていた、と言うほうが正しいだろう。
 「扉が!」
 ハイデリヒが叫ぶ。エドワードの顔にも苦悶の表情が浮かぶ。