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二階の一室で、アルとラースが睨みあっていた。
 アルがエドを見つけたとウィンリィに話してからしばらくしてアルを追うよう
にこの部屋に来ていたのである。しばらくは遠巻きに見ていたラースであったが
、次第にアルに近付き、書き物をしていたアルも最初は無視をしていたが、そう
もいかなくなってきていた。
 「…何か、用?」
 「…お前…門を探しているのか?」
 「?君は、門がどこにあるのか知っているの?」
 「………」
 アルはエドが言っていた『ホムンクルスは門となんらかの繋がりがあるのかも
しれない』という言葉を思い出していた。エドの言っていたことが本当ならば、
このラースは門のある場所がわかるのかもしれない。
アルはまだ『門』の意味を知らないでいた。それはどこかにあって、それを開け
ばエドのいる世界に通じていると思っていたのである。
「…知りたいのか?」
ラースはまっすぐにアルを見つめていた。ウソをついているようには見えなかっ
た。アルは黙って頷いた。
ふいにラースは部屋を出て行く。その後をアルは慌てて追い掛けた。